出版物
Dissidents.org–- ストーリー(英語)
要旨プロジェクト「Dissidents.org」は、自由と民主主義を主張する世界各国の活動家たちのインタビューを集めたもので、彼ら自身のストーリーや実体験をさらけ出している。
腐食性資本:チリの事例(スペイン語)
要旨この出版物は、権威主義国家の企業がチリ国内で行った投資やプロジェクトに関するFPPの調査結果である。結論としては、腐食的な影響を防ぐための制度の役割を指摘している。また、他の中南米諸国への提言もなされている。
侵食される民主主義 上・下(勁草書房)
要旨いま民主主義国は、権威主義国から影響力工作や「シャープパワー」で侵略され、国内ではイデオロギー分断が生じている。この外からの攻撃と内からの自壊を包括的に捉える画期的な民主主義本がついに登場。最近の民主主義の後退を最初に指摘した「ミスターデモクラシー」ことダイアモンド教授による警告と、再生に向けた処方箋。
重層化する国際秩序と日本
要旨米中が異なる秩序観を持ち、対立が構造化するなかで、人権、 民主主義、 経済安全保障などをめぐる外交領域が拡大している。多様なアクターが参画する新たなアリーナに日本は果敢に参入し、行動することが求められる。
バイデンの民主主義サミットを世界が評価(英語)
要旨日本に関する担当部分にて、著者は民主主義サミットは政権が推進している自由で開かれたインド太平洋(FOIP)のビジョンと一致していると述べている。とはいえ、地域の協力関係を強化するために、東京はより包括的なアプローチを提唱していただけに、この招待は微妙である。招かれていなくても、日本が他の国に働きかけることができるような、地域的な会議を行うべきだと著者は提言している。
日本のCOVID-19への対応。科学的根拠に基づくガバナンスの弱さの問題 (英語)
要旨日本の民主主義は安定しており、ポピュリズムも抑えられていたにもかかわらず、COVID-19パンデミックへの対応が他のアジア民主主義国の成功体験よりも限定的であった理由を分析している。情報への信頼、科学的根拠に基づく意思決定、全体的な透明性、東京オリンピックをめぐる政策などが取り上げられている。一方で、市民の行動や政府の法の支配の尊重については肯定的に評価されている。