「ゼレンスキー氏に「和平と対話」説いた習氏 伏線となった首脳会談」へのコメント

2023年4月27日、朝日新聞に一橋大学大学院法学研究科教授・GGR研究員の市原麻衣子教授のコメントが紹介されました。教授は同日に公開された「ゼレンスキー氏に「和平と対話」説いた習氏 伏線となった首脳会談」と題された記事についてコメントしました。この記事は、ロシアによる侵攻後初めて行われた習近平国家主席とゼレンスキー大統領との電話協議と習氏の発言の意味を概説しています。市原教授は、習近平国家主席が中国は一貫して平和の側に立ち、和平を促す役割を果たすと強調してきたことは表向きの立場に過ぎないと指摘します。理由として、中国が反米・反NATOのメッセージ発信、偽情報とプロパガンダの拡散といった手法でロシアに対する支援を続けてきたことを挙げました。したがって中国が真に中立的な立場で仲介役になることは幻想であり、期待できないと述べました。

https://digital.asahi.com/articles/ASR4W4S00R4WUHBI014.html