その他の研究成果

リーガル・イノベーションプログラム

税制の地域統合・国際的調和と租税法律主義

著書名吉村政穂
出版日2021年

要旨著者は、EU における拘束力を有しないソフトローの利用を取り上げ、ソフトローが機能する条件、これを国際的な課税ルールの形成に応用することの意義を確認する。

Netflixオリジナルドラマ「イカゲーム」を生んだ韓国のソフト・パワー―BTSに続く世界的大ヒット!?

著書名権容奭
出版日2021年12月17日

要旨「中産階級だった平凡な労働者ですら、解雇と、そのあと始めた商売の失敗によってどん底まで堕ちうる現実をギフンを通じて描きたかった」。その上で、デスゲームを「現代資本主義社会の比喩、寓話のようにつくりたかった」と監督はインタビューで語っている。仮面を被ったゲームの管理者は資本主義の「見えざる手」と言えよう。

黄遵憲『日本雑事詩』の詩句の解釈についてー定本第十首を中心として

著書名石塚英樹
出版日2021年

要旨黄遵憲にとって近代的な精神とは、日本や欧米における外部の刺激によってもたらされた外因と、清代の実学などの学術精神から来る内因の二つがあいまって形成されていったものと考えられる。『日本雑事詩』は、また、日本の事物の紹介とともに、そういった黄遵憲の内面的精神も発露するものだったと考えられる。

東北と広東の「三宝」

著書名石塚英樹
出版日2021年12月

要旨それぞれの地域の特色のひとつのたとえとしてお話するのが、中国東北部で「東北の三宝」といわれているものと、華南地方で「広東の三宝」といわれているものの違いですが、両者は、ずいぶんと趣を異にします。

民主主義・人権プログラム

アジア「自由・民主」の守護者に 外交・安保政策の針路

著書名市原麻衣子
出版日2021年12月9日

要旨日本は自らの安全保障のためにも、自由民主主義的価値の守護者に転換することが求められる。

民主主義・人権プログラム

バイデンの民主主義サミットを世界が評価(英語)

著書名ブラウン・フランシス・Z、市原麻衣子lなど.
出版日2021年12月6日

要旨日本に関する担当部分にて、著者は民主主義サミットは政権が推進している自由で開かれたインド太平洋(FOIP)のビジョンと一致していると述べている。とはいえ、地域の協力関係を強化するために、東京はより包括的なアプローチを提唱していただけに、この招待は微妙である。招かれていなくても、日本が他の国に働きかけることができるような、地域的な会議を行うべきだと著者は提言している。

リーガル・イノベーションプログラム

法人税減税競争に終止符を打つ新たなグローバルルール(英語)

出版日2021年12月2日

要旨法人税の国際税率15%固定に関する吉村政穂教授の意見が含まれている。

リーガル・イノベーションプログラム

図書館等のデジタル・ネットワーク対応

著書名生貝直人
出版日2021年11月

要旨令和3年6月に公布された著作権法改正のうち、31条(図書館等のデジタル・ネットワーク対応)改正内容を概略し、ソフトローによる規範形成、図書館等の範囲、絶版等資料の活用などにおける今後の論点を述べる。

民主主義・人権プログラム

民主主義再生へ、日本の力を

著書名市原麻衣子
出版日2021年11月25日

要旨ミャンマー問題の難しさを踏まえれば、国軍をどのように動かすかのみならず、短期の人道対応と長期の民主化戦略が必要だ。

リーガル・イノベーションプログラム

「法人税最低税率15%」のインパクト-国際課税のグローバルガバナンスをめぐって

著書名吉村政穂
出版日2021年11・12月

要旨15%の最低税率は、租税競争を終わらせるのに十分な水準ではない。国際課税の問題に有効に取り組むため、国際的調整を議論する場を活用する必要がある。