その他の研究成果

国際刑事裁判所とは何か

著書名竹村仁美
出版日2022年5月23日

要旨ロシアによるウクライナ侵攻をきっかけに注目を集めるようになった国際刑事裁判所について、「対象とする犯罪」や「補完性の原則」など、複数の観点から解説する。

民主主義・人権プログラム

規範揺らぐ今、本質的対処を

著書名市原麻衣子
出版日2022年5月26日

要旨今後、規範侵害の常態化を防ぐ上で重要なことは、ロシアに譲歩しない姿勢は保ちつつも、非欧米諸国を遠ざけないよう留意して足並みの揃った理解と参画を取り付けていくことである。

民主主義・人権プログラム

アダム・ロバーツ卿は、ウクライナ危機の主な原因は欧米にあるという見方に反論している(ビルマ語)

著書名アウン・ニン テ テ
出版日2022年4月21日

要旨エコノミスト誌に掲載された「アダム・ロバーツ卿は、ウクライナ危機の主な原因は欧米にあるという見方に反論している」のビルマ語訳。

中国の法と秩序 -その歴史・現在・未来

著書名但見亮
出版日2022年4月

要旨所謂「新時代」における習近平の統治は、一面において法治を強調しつつ、同時に徳治を提唱するものである。本稿では中国が歴史的に構築してきた法制度とその法意識を振り返るとともに、現在提唱される「習近平法治思想」の内容について検討する。

世界的大ヒット『イカゲーム』を生んだ韓国のソフト・パワー

著書名権容奭
出版日2022年1月

要旨韓国コンテンツが世界的に人気なのは、現代史の痛み、社会の矛盾に正面から向き合い、ヒューマニティと批判精神を軸に社会性と芸術性と娯楽性を兼備しているからだ。ジョセフ・ナイも指摘しているように、韓国ソフト・パワーの源泉には民主化がある。

グローバルリスク・危機管理プログラム
広島平和研究 第9号

二つのモラルを繋ぐ共通の目標に向かって ーローマ法王と米国大統領の言葉 (英語)

著書名秋山信将
出版日2022年3月18日

要旨核兵器の非人道性を強調する「理想主義」的見解と国際安全保障における核兵器の意義を認める「現実主義」的見解との間の乖離を、両者が依拠する倫理体系の違いから論じる。核の倫理と抑止力に関するローマ教皇ヨハネ・パウロ二世とレーガン大統領の関係を参照し、両者の溝を埋める可能性を探す。

欧州での気候変動訴訟にみる企業の責任

著書名中西優美子
出版日2022年3月24日

要旨欧州で気候変動を引き起こしてきた企業を被告として責任を問う訴訟が提起されている中、国家が企業の活動する市場自体の構造を変え、企業間競争自体を環境フレンドリーに誘導していくことが必要である。

民主主義・人権プログラム

フン・セン首相のビルマ訪問とカンボジアの国内問題(ビルマ語)

著書名アウン・ニン テ テ
出版日2022年1月8日

要旨本稿では、カンボジアの人権状況と、ミャンマー問題を解決するためのASEAN議長国への転身について解説している。さらに、中国がカンボジアの議長国に影響を与えていることを、ASEANの政策遂行上の懸念材料として取り上げている。

K-POPアイドルBTSが世界を席巻する理由

著書名権容奭
出版日2021年1月8日

要旨K-POPアイドルBTSが世界を席巻する理由を辿れば、世界文化秩序に地殻変動をもたらしている「BTS時代」の本質に迫ることができるかもしれない。本稿は、K-POPの歴史やデジタル環境の変化、さらにはファンクラブなどの視点からその本質に迫る。

民主主義・人権プログラム

繰り返されるタリバンと女性の権利(ビルマ語)

著書名アウン・ニン テ テ
出版日2021年8月17日

要旨この記事では、アフガニスタンの女性たち、具体的には、外交官、ジャーナリスト、活動家、学生たちが、タリバンによる女性へのひどい弾圧を経験し、女性の権利や、教育や仕事などの基本的人権を侵害されたという声や意見を紹介している。