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民主主義・人権プログラム
「トランプ氏は世界をどこへ導くか 2025年、孤立主義に向かう米国」へのコメント
2025年8月15日
2024年12月30日、朝日新聞の記事「トランプ氏は世界をどこへ導くか 2025年、孤立主義に向かう米国」に対する市原麻衣子教授(法学研究科)のコメントが公開されました。本記事は、トランプ大統領の国際情勢に対する影響ついて、アメリカ元高官の見解などを紹介しています。市原教授は、トランプ政権の米国が自国第一主義を前面に掲げた場合、国際秩序を維持する責任は米国以外の大国に移ると論じています。また、このようなアメリカの動向に対して日本政府もどのような国際社会を形成維持すべきかビジョンを議論する必要があると指摘しています。
民主主義・人権プログラム
「『さらし者になってもいい』 クリスマス粉砕を叫ぶ非モテ同盟のデモ」へのコメント
2025年7月28日
2024年12月10日、朝日新聞の記事「『さらし者になってもいい』 クリスマス粉砕を叫ぶ非モテ同盟のデモ」に対する市原麻衣子教授(法学研究科)のコメントが公開されました。本記事では、クリスマスとバレンタインデーに合わせて、「日本の恋愛資本主義的クリスマス文化に反対するため」に「粉砕デモ」を実施する団体に対して紹介しています。市原教授は、クリスマスやバレンタインのようなイベントの問題は自分も同じように商業的なイベントに乗せられて行動しないと問題があるかのようにみられる点にあると指摘しています。
民主主義・人権プログラム
「夢を殺す人」は身近にいる 菊池雄星が明かす「殻を破る思考法」へのコメント
2025年7月24日
2024年12月10日、朝日新聞の記事「『夢を殺す人は身近にいる 菊池雄星が明かす『殻を破る思考法』」に対する市原麻衣子教授(法学研究科)のコメントが公開されました。本記事では、エンゼルス投手の菊池雄星選手に自身の殻を突き破る思考法についてインタビューしています。市原教授は、2点の重要性を指摘しています。まずは自分事として捉える重要性、そして夢を殺してしまうドリームキラーは必ず存在するということについて、他者の意見に耳を傾けつつも、自ら信じる最も重要なことは曲げない信念も必要であると論じています。
民主主義・人権プログラム
「沖縄独立」煽る偽動画拡散
2025年7月11日
2024年10月4日、市原麻衣子教授(一橋大学大学院法学研究科)がインタビューを受けた記事「『沖縄独立』煽る偽動画拡散」が日本経済新聞に掲載されました。本記事では、日本経済新聞社が、沖縄独立を煽る偽動画をSNS上で拡散しているアカウントについてAIで解析したところ、その背後には拡散を請け負う情報工作アカウントが見つかったことを報道しています。市原教授は、拡散された沖縄独立デモ動画が明らかな嘘でも、沖縄と中国を結びつける印象を与えており、日本の世論を刺激する効果が十分にあると指摘しています。
民主主義・人権プログラム
「『米国は復活した』トランプ氏演説、自画自賛99分五つのポイント」へのコメント
2025年7月1日
2025年3月5日、朝日新聞の記事『「米国は復活した」トランプ氏演説、自画自賛99分五つのポイント』に対する市原麻衣子教授(一橋大学大学院法学研究科)のコメントが公開されました。本記事では、トランプ大統領の施策方針演説について解説しています。市原教授は、通常とは異なり、大統領が議会なしで成し遂げた業績を誇示するものであり、また演説の中では偽情報やミスリーディングな内容が多く含まれていたことを指摘しています。
民主主義・人権プログラム
「トランプ大統領、ウクライナ軍事支援の一時停止を指示『誠意』判断」へのコメント
2025年6月27日
2025年3月4日、朝日新聞の記事「トランプ大統領、ウクライナ軍事支援の一時停止を指示『誠意』判断」に対する市原麻衣子教授(一橋大学大学院法学研究科)が公開されました。この記事では、米国によるウクライナに対する軍事支援の一時的な停止を報道しています。市原教授は、トランプ大統領のねらいは自らにとっての経済利益を最大化することであると分析しています。これを踏まえ、ロシアとの利権構造について調査する必要があると述べています。また日本は、トランプ政権の米国を従来の軌道に戻させる努力をすると同時に協調国の多様化を模索する必要があると述べています。
民主主義・人権プログラム
「『ウクライナとともに』 米との首脳会談決裂後、欧州から連帯の声」へのコメント
2025年6月20日
2025年3月1日に、朝日新聞の記事「『ウクライナとともに』米との首脳会談決裂後、欧州から連帯の声」に対する市原麻衣子教授(一橋大学大学院法学研究科)のコメントが公開されました。本記事は、2月28日のトランプ大統領とゼレンスキー大統領の首脳会談の決裂を取り上げています。市原教授は、日本はアメリカの動向について静観するのではなく、欧州とともにアメリカに対してアジェンダセットしていく側に回る必要性について述べています。
民主主義・人権プログラム
インタビュー:選挙を経たリーダーが脅かす民主主義 ポピュリズムに有権者は幻惑
2025年5月19日
2025年1月16日に法学研究科の市原麻衣子教授がインタビューを受けた朝日新聞の記事「選挙を経たリーダーが脅かす民主主義 ポピュリズムに有権者は幻惑」が公開されました。本記事は、2期目のトランプ政権の発足を契機に、米国の民主主義が今後どのように変容するかを論じた内容です。市原教授は、ポピュリスト政権においては、1期目よりも2期目においてその危険性が増大する傾向があると指摘し、米国における民主主義の後退が一層加速する可能性について懸念を表明しました。また、既に大統領選挙の段階で顕在化している現象として、メディアの萎縮、アカデミズムを支える大学やシンクタンクによる自己規制、さらにファクトチェック機能の形骸化など、社会全体における自由な言論空間の収縮を挙げています。さらに市原教授は、米国の民主主義の後退が世界に波及する恐れについても言及しました。その上で、米国が民主主義の旗手としての役割を果たし続けるためには、分断を架橋する方途を探すべきであると強調しました。
民主主義・人権プログラム
ウェビナー「偽情報 -民主主義とリベラルな世界秩序に共通する脅威」への登壇
2025年5月12日
2025年1月14日、法学研究科の市原麻衣子教授が登壇したウェビナー「偽情報 -民主主義とリベラルな世界秩序に共通する脅威」の映像がFoundation for Strategic Research (FRS)より公開されました。本ウェビナーでは、偽情報の拡散が民主主義及び自由主義に基づく国際秩序に及ぼす影響とその戦略的課題について議論されています。市原教授はまず、偽情報対策の難しさについて言及し、特にファクトチェックの政治化が偽情報対策の実効性を損なう要因となっていることを指摘しています。続いて市原教授は、2024年の米国大統領選挙を例に挙げながら、権威主義体制がいかにして偽情報を利用して選挙結果を操作し、社会の分断を深めようとしているのかについて説明しました。最後に市原教授は、偽情報への対策は非常に重要だが、同時に悪意のある情報(malinformation)の影響についても考慮する必要があると強調しました。
民主主義・人権プログラム
「国民民主、自公と政策協議入りへ 経済対策『手取り増』盛り込み検討」へのコメント
2025年5月9日
2024年10月30日に朝日新聞の記事、「国民民主、自公と政策協議入りへ 経済対策『手取り増』盛り込み検討」に対する法学研究科の市原麻衣子教授のコメントが公開されました。本記事は、衆議院選挙において与党が過半数を割る結果となったことを受け、自民党が国民民主党との政策協議に乗り出した動きを報じたものです。自民党は、総合経済対策の一環として、野党第3党である国民民主党の独自政策の一部を取り入れる方針を示しています。市原教授は、首相指名選挙の決選投票において、国民民主党の議員が「玉木雄一郎」と記載することについて言及し、国民に投票を呼びかける立場にある政治家が、自らその姿勢と矛盾する行動を取ることは問題があると指摘しました。また、そのような行為は政治に対する不信感を助長し、望ましくない見本となる可能性があるとコメントしています。