インタビュー:選挙を経たリーダーが脅かす民主主義 ポピュリズムに有権者は幻惑
2025年1月16日に法学研究科の市原麻衣子教授がインタビューを受けた朝日新聞の記事「選挙を経たリーダーが脅かす民主主義 ポピュリズムに有権者は幻惑」が公開されました。本記事は、2期目のトランプ政権の発足を契機に、米国の民主主義が今後どのように変容するかを論じた内容です。市原教授は、ポピュリスト政権においては、1期目よりも2期目においてその危険性が増大する傾向があると指摘し、米国における民主主義の後退が一層加速する可能性について懸念を表明しました。また、既に大統領選挙の段階で顕在化している現象として、メディアの萎縮、アカデミズムを支える大学やシンクタンクによる自己規制、さらにファクトチェック機能の形骸化など、社会全体における自由な言論空間の収縮を挙げています。さらに市原教授は、米国の民主主義の後退が世界に波及する恐れについても言及しました。その上で、米国が民主主義の旗手としての役割を果たし続けるためには、分断を架橋する方途を探すべきであると強調しました。
https://www.asahi.com/articles/AST1G2G35T1GUPQJ00FM.html