民主主義・人権プログラム
【GGRワークショップ・ウェビナー】日米英における政治テーマとしての香港
日にち2024年1月18日
時間16:00-17:30
開催場所国際研究館 4204教室
イベント概要

2024年1月18日、グローバル・ガバナンス研究所(GGR)は3人のパネリストをお招きし、GGRワークショップ・ウェビナー「日米英における政治テーマとしての香港」を開催しました。パネリストは、ケネディ・ウォン氏(南カリフォルニア大学社会学博士候補生)、ヴェニタ・ユン氏(スタンドウィズ香港政策担当官(英国)/英国議会香港に関する全政党議員グループ事務局長)、アリック・リー氏(日本香港民主連盟事務局長)の3名です。

イベントでは冒頭、3人のパネリストが中国共産党との関係における香港および英国、米国、日本の海外香港コミュニティの現状について紹介しました。大半の人が、香港の外では中国共産党の監視から解放されているだろうと考えています。しかし、直接的な関与や干渉とは別の方法で、ディアスポラやボランティア、活動家たちは中国共産党の監視を感じ続けています。異なる背景を持つ3人のパネリストが、学術的側面、法的側面、地域社会的側面から、この状況について様々な洞察を示しました。また、背景を超えた考え方の交わりもあり、共有された意見が互いにどのように関連していているのかを見聞きするのは興味深いものでした。

講演の中で、参加者(オンライン参加者と現地参加者)からは、いくつかの質問が出され、それらはまた互いに関連していました。質問に対するパネリストの回答をまとめると、以下のようになります。海外の香港人が現地の香港人の懸念に対応する場合、配信可能な情報の問題と合わせて、積極的な対応が課題になります。世界各地に存在する海外香港人同士の相互協力は、コミュニケーションを重視し、新たな支援のアプローチを考案する戦略です。これは、互いのためのコミュニケーションだけでなく、居住地域で提供される支援は、関わり合いの機会を引き出し、香港の人々を支援する新たなプレーヤーに機会を与えることができます。

 

【イベントレポート作成】

スラストリ(一橋大学国際・公共政策大学院 修士課程)

【翻訳】

渡邉英瑠(一橋大学国際・公共政策大学院 修士課程)