「ミャンマー少数民族武装勢力、北東部で攻勢 国軍拠点など多数占拠か」へのコメント

2023年11月1日に朝日新聞の記事、「ミャンマー少数民族武装勢力、北東部で攻勢 国軍拠点など多数占拠か」に対する法学研究科の市原麻衣子教授のコメントが公開されました。この記事は、ミャンマー北東部で10月、三つの少数民族武装勢力が、「独裁を終わらせる」ためとして、国軍への攻撃を強めたことに関する内容です。市原教授は、民主派の国民統一政府(NUG)は、ミャンマー国軍からの兵士の離脱を促す試みを行っており、実際に治安部隊、兵士、警察の国軍からの離脱者が増加していると述べました。その背景には、国軍指導部から下士官への保険金未払いや軍企業株の購入強制などもあり、国軍の士気が下がっていると指摘した上で、今回の北東部での少数民族武装勢力による攻勢は、ミャンマーの今後を占うものであるとコメントしました。

https://www.asahi.com/articles/ASRCK6S7TRCJUHBI049.html