【一橋/EHESSワークショップ】 流動化する国際社会と社会科学における共同研究の役割
日にち2023年10月16日
時間10:00~13:00
開催場所一橋大学国立キャンパス
イベント概要

2023年10月16日、一橋大学と高等社会科学研究院(L’École des hautes études en sciences sociales: EHESS)が主催するワークショップ、「流動化する国際社会と社会科学における共同研究の役割」が一橋大学国立キャンパスで開催されました。EHESSからは、学長をはじめとする教員陣にお越しいただきました。本ワークショップは、社会科学分野を先導する二つの大学間の学術協力を促進することを目的としています。

ワークショップは、一橋大学の中野聡学長とEHESSのロマン・ユレ(Romain Huret)学長による挨拶で始まりました。両学長は数年にわたる両機関の関係に感謝し、社会科学研究におけるネットワーキングの重要性について語りました。続いて、御代田有希教授の司会で、EHESSのレオポルド・イリバレン(Leopoldo Iribarren)副学長が研究国際化の中核として言語が持つ重要性について論じました。言語の実用的な役割と認識的な役割を指摘し、具体的にはコミュニケーション、異議申し立て、合意形成の手段であると述べました。また、一橋大学の中谷純江教授は、暴力というものがいかに協力的で学際的な研究を必要とするかについて議論しました。

質疑応答セッションでは、両大学合わせて24人の教授と大学院生が活発な討論を行い、共同研究の重要性が強調されました。若手研究者に必要なスキルと資質に関する質問に対しては、討論者らはリベラルな立場に立つ重要性を訴えました。


【イベントレポート作成】
ニン・テ・テ・アウン(一橋大学国際・公共政策大学院 修士課程)
中島 崇裕(一橋大学法学部 学士課程)