ノルディックトークスジャパン「デジタル社会における平和と民主主義の進め方」

2023年4月26日、法学研究科及び国際・公共政策大学院教授でGGR研究員の市原麻衣子教授が、ノルディックイノベーションハウス東京が開催した「ノルディックトークスジャパン「デジタル社会における平和と民主主義の進め方」」に参加しました。イベントでは、北欧と日本の第一線の専門家が、平和と民主主義を促進するためのデジタル技術の活用法について議論を行いました。市原教授は、デジタル技術の普及は国際関係に対する影響力を市民に与えたと指摘しました。また、ソーシャルメディアが持つ、市民による異議申し立ての場としての価値を評価しつつ、そこでのコミュニケーションがしばしば同質の見解を持つ人の間のみで行われてしまうことに注意を呼びかけました。最後に教授は、AI技術が権威主義国家において監視目的で利用されている現状を指摘し、国家による監視から市民を守るための技術の利用方法を工夫するべきだと述べました。