要旨
2022年9月27日にスペインの新聞EL PAÍSに安倍晋三元首相の国葬についての記事が掲載され、GGR研究員、かつ一橋大学法学研究科/国際・公共政策大学院教授である竹村仁美教授のコメントが紹介されました。記事では、安倍政権の主要な出来事や成果が紹介されており、それらと葬儀に対して多くの人々が抗議する理由の関連性についても言及されています。そして、最も長く在職した首相の国葬が迅速に行われた一方で、一部の法律家は国葬の正当性に疑問を呈したことが紹介され、国葬実施に対する反対の声も取り上げられています。さらにこの記事は、安倍首相を殺害した山上徹也容疑者の生い立ち、統一教会との関係性、そして彼が受ける可能性のある刑罰について考察しています。その中で竹村教授は、精神鑑定の結果によって山上容疑者が受ける可能性のある刑罰が異なる点を論じています。