その他の研究成果
EU法に照らした憲法と法律の関係(ドイツ語)
要旨本稿は、EU法制度における「憲法」と「法律」の関係を明らかにしようとするものである。この論文は、日独両国の憲法研究者の研究を集めた本の一部である。
ウクライナ侵攻の波紋 秋山信将さん、松田康博さん
要旨核さえ持てば抑止できるなどという大ざっぱな議論ではなく、大きな国家戦略と目標から安全保障戦略、必要な装備へと順序立てた思考をすべきだ。
過渡期の正義とアルゼンチン(ビルマ語)
要旨この記事は、アルゼンチンの「汚い戦争」における女性の役割と、移行期正義を求めて闘う女性の姿を紹介している。ミャンマーの人々にとって、特に移行期正義の問題を考える上で最も参考になるはずだ。
もっともらしい主張の噓 厄介
要旨ロシア政府のプロパガンダが日本でかなりの影響力を持っている。日本で主流化したウクライナ侵略の目的に関する見方がその例の一つであり(NATO加盟を防止するためにロシアが侵略を行ったというもの)、この見方はロシア政府の主張をうのみにしたものである可能性がある。
タリバン支配下の女性教育(ビルマ語)
要旨この記事では、女性の教育に関するタリバンの反応と管理を指摘しているが、これは彼らの地位を維持するための理由であり、国際社会に彼らが女性問題の面倒を見ようとしていることをアピールするための約束に過ぎない。
貸倒損失と債権放棄 ー興銀事件最高裁判決以降の展開
要旨貸倒損失が法人税法上損金算入として認められるかに関する設例を検討した。興銀事件最高裁判決後の裁判例や国税庁によるガイダンスを参照し、債権の回収可能性における債権者側の事情、債権放棄における特別清算の手続き、寄付金該当性の判断などを解説した。
サイレント・ストライク (ビルマ語)
要旨本記事では、反クーデターの抵抗を続けるために、ミャンマー全土で何千人もの人々によって行われたサイレントストライキについて主に紹介している。全国規模のサイレントストライキは、軍に対する抵抗の最新の行動であり、ミャンマーの人々の最も大きな叫びとなった。
核禁条約、イラン…NPT再検討会議の焦点は 秋山信将氏が解説
要旨2022年1月4日から核拡散防止条約(NPT)再検討会議が開催される。記事では秋山信将教授に話を聞き、再検討会議の焦点を解説、また核軍縮の現状や分断解決の糸口をどこに見出すべきか分析してもらう。