「「報道の仕事が突然、罪に」香港、リンゴ日報創業者 の公判開始」へのコメント
2023年12月19日に朝日新聞の記事、「『報道の仕事が突然、罪に』香港、リンゴ日報創業者の公判開始」に対する法学研究科の市原麻衣子教授のコメントが公開されました。この記事は、中国共産党に批判的な論調を貫き、廃刊に追い込まれた香港紙「リンゴ日報」の創業者、黎智英(ジミー・ライ)氏に対する香港国家安全維持法違反罪などの公判が香港の裁判所で始まったことに関する内容です。市原教授は、ジミー・ライ氏の裁判は、香港であらゆる自由が奪われ、言論が弾圧されていることを示す最たるものであると述べました。そして、「自由で開かれたインド太平洋」構想を打ち出す日本は、香港人活動家の指名手配に対して非難声明を発出すべきであり、今後も及び腰の外交ではなく国際秩序を維持するアクターとして影響力を発揮していくべきであるとコメントしました。