2023年3月1日、グローバル・ガバナンス研究センター(GGR)は、サッシャ・ハニグ・ヌニェズさん(国際・公共政策大学院 修士課程;GGRリサーチ・アシスタント;IDD(チリ)連携研究者)を講師にお招きし、「インパクトのあるプレゼン資料を作る -内容から視覚情報まで」と題したワークショップを開催しました。本ワークショップは英語で行われ、ミハウ・スクビシュさん(国際・公共政策大学院 修士課程;GGRリサーチ・アシスタント)が日本語への逐次通訳を担当しました。
ワークショップは2つのパートで構成され、最初のパートでは、文字や画像、そしてグラフなどを適切にデザインして情報を伝える(プレゼンテーションを作成する)ことの重要性を学びました。また、プレゼンを作成する際の「10の掟」として、聴者にどこに注目してほしいかを常に意識すること、3つ以上のフォントを使わないこと、ブランクを適切に使うこと、内容が最重要であること、などが紹介されました。さらに、スライド上でコンテンツをより効果的に配置する方法や、量的データから見やすいグラフを作成するツール・方法についても解説がありました。
そして後半のパートでは、「世界各国の貧困率」をテーマに、プロフェッショナルに見え、かつわかりやすいプレゼンスライドを、サッシャさんのお手本を見ながら実際に作成してみました。各々のコンピュターを持ち寄った参加者は、前半パートの内容を念頭に、フォントや画像、グラフの配置などに注意しながら完成度の高いスライドを作成することができました。1時間ほど続いた後半の実践パートでは、参加者はサッシャさんから直接手ほどきを受けたり、参加者同士で教えあったりする姿が見られました。
ワークショップ終了後、参加者からは「様々な掟や便利なグラフ作成ツール、そしてスライドデザインの方法など、知らないことばかりだった」「今日学んだことを意識してスライドを作ってみると、本当に綺麗でプロフェッショナルに見えるものができた。今後の研究発表などでも活用していきたい」など、好評の声が上がりました。
【イベントレポート作成】
中野 智仁(国際・公共政策大学院 修士課程)