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2025年6月15日、秋山信将教授(法学研究科)が執筆した、国問研戦略コメント「イスラエルによるイラン攻撃の核プログラムに関する影響の暫定的評価」が、日本国際問題研究所ウェページにて公開されました。本稿は、6月13日にイスラエルが発動した「ライジング・ライオン作戦(Operation Rising Lion)」を受け、イランの主要核施設の概要、攻撃の評価、そしてその意義を整理したものです。秋山教授は、今回の大規模攻撃がイランの核開発計画に一定の遅延効果をもたらしたものの、決定的な能力の除去には至っておらず、短期間での兵器転用能力は依然として残存していると指摘しています。今後、イランが破壊された施設の復旧や核開発の加速を選択するかどうかは、国内外の政治・安全保障環境、体制の安定性、そして米国・イスラエルによる追加的措置との関係に左右されると分析しています。また、米国による軍事介入強化の可能性も含め、地域の緊張は新たな段階に入りつつあり、核不拡散体制および地域の安定に対する長期的な影響についても、今後の継続的な分析が求められると述べています。


