「在日民主活動家にカンボジアから圧力 国境越えた抑圧、研究者も警鐘」へのコメント

2025年2月6日、市原麻衣子教授(法学研究科)がインタビューを受けた朝日新聞の記事「在日民主活動家にカンボジアから圧力 国境越えた抑圧、研究者も警鐘」および、同記事に対する市原教授のコメントが公開されました。本記事は、首相一族による政治支配を強めるカンボジア政府が、日本に滞在する民主活動家の家族を拘束したり、日本から帰国した野党幹部を罪に問うなど、国外にいる人物を対象とした抑圧的な事例が相次いでいることを報じています。市原教授は、こうした他国政府による国境を越えた抑圧は、主権侵害を伴う人権侵害であると指摘し、アジア全域で民主主義が後退している現状に懸念を示しました。さらにコメントでは、カンボジアの和平プロセスおよび現政権の基礎形成において日本が一定の役割を果たしてきたことを踏まえ、日本は当事者意識を持ってカンボジアの現状に対処すべきだとの認識を示しました。

https://digital.asahi.com/articles/AST102G9JT10UHBI01JM.html?iref=commentator_detail_article