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2025年5月15日、ハニグ・ヌニェズ・サッシャ氏(法学研究科博士後期課程)が執筆した「外部連携ー地政学的パワーの手段としての技術移転:政治・経済・安全保障の視点からの考察」が、ATHENA LABのワーキングペーパーとして公開されました。本稿では、現代の国際情勢において、技術移転が地政学的権力の手段として果たす戦略的役割を検証しています。とりわけラテンアメリカおよびチリにおける国家安全保障、経済発展、デジタル主権の分野における技術移転の影響について、詳細な分析が行われています。ハニグ氏は、ラテンアメリカにおけるデジタルトランスフォーメーションが、機会であると同時に課題も孕んでいると指摘します。この地域が、技術開発と長期的な地政学的ビジョンを統合し、激化する国際競争の中で主権・安全保障・民主的統治を強化する戦略を構築していく必要があると論じています。


