「旧ジャニーズ、性加害認め1年 国連部会メンバーが考える課題とは」へのコメント
2024年9月7日、朝日新聞に掲載された「旧ジャニーズ、性加害認め1年 国連部会メンバーが考える課題とは」に対する市原麻衣子教授(法学研究科)のコメントが公開されました。本記事は、旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.〈スマイルアップ〉)による性加害問題について、国連人権理事会の「ビジネスと人権」に関する作業部会のメンバーであるピチャモン・イエオパントン氏へのインタビュー内容を報じたものです。市原教授は、日本社会に根強く残る「横並び」の慣習が、少数派や社会的弱者の人権を守るために、他者と異なる声を上げる行動を妨げている可能性があると指摘しました。そのうえで、各人が自らの信念に基づいて異なる意見を述べ、異なる行動を取ることが当たり前とされる社会になれば、人権侵害の被害者に対する支援の輪が広がっていくのではないかと述べました。


