「記事は感情に訴えるべきでないのか 米国で長年議論、ナラティブの力」へのコメント

2024年7月1日、朝日新聞に掲載された「記事は感情に訴えるべきでないのか 米国で長年議論、ナラティブの力」に対する市原麻衣子教授(法学研究科)のコメントが公開されました。本記事は、米ジャーナリズム教育・研究機関「ポインター研究所」のチップ・スキャンラン氏へのインタビューを通じ、「語り」「物語」を意味し、エピソードを中心に構成される「ナラティブ記事」について、その実践や必要性について論じたものです。市原教授は、新聞記事を読者に届けるためには、読者自身が問題意識や主体性を持てるよう促すことが重要だと指摘しました。そのためには、記事の冒頭で個人や出来事の一側面に焦点を当てて感情を喚起し、そこから全体像へと視点を広げていくような構成が有効ではないかと述べました。

https://www.asahi.com/articles/ASS6V3FSSS6VULLI001M.html?msockid=2733693f609e64d400b27b5861156532