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2025年2月15日、中西優美子教授(一橋大学大学院法学研究科)が執筆した「EUの代表と国際協定の署名権限」が『国際商事法務』(第53巻第2号)に掲載されました。本判例研究では、ガボン共和国との漁業パートナーシップ協定(2021-26)の更新をめぐる署名の権限についてのEU司法裁判所の判決(Case C-551/21、2024年4月9日判決)に関して論じています。この判決の意義は、EU司法裁判所により誰が国際協定を署名する権限を有するのかについて関連条文の解釈を示し明確化したことにあります。中西教授は、本判決により、欧州委員会がEUの対外代表を務めることの意味が強化されたと評価しています。