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2024年10月に、市原麻衣子教授(一橋大学大学院法学研究科)が大橋正明氏(特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)顧問)、安藤重実氏(外務省国際協力局支給規模課題統括課長)、鬼丸昌也氏(JANIC理事長、認定NPO法人テラ・ルネッサンス創設者・理事)および根本かおる氏(国連広報センター所長)との座談会に参加しました。2025年3月、その内容が「今日の多国間主義の諸問題と各セクターの役割」として『THINK Lobby ジャーナル』第3巻に掲載されました。
市原教授は2024年9月に本部で開催された未来サミットに関して、国連のSDGsに対するコミットメントが示されたことは心強いものの、自由権の重要性に言及できない国連の限界性があり、ほかの形での補完が必要であると述べています。また、途上国における資金援助のトピックについては、各国の各種援助の政治化が顕著であり、その要因の一つに各国で進行するポピュリズムを挙げています。ポピュリズムの克服と、各国における支援の政治化しないことの重要性について議論する必要があると述べています。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/thinklobbyjournal/3/0/3_3/_html/-char/ja