1インチの攻防 NATO拡大とポスト冷戦秩序の構築（上・下）
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2024年12月24日に、青野利彦教授（一橋大学大学院法学研究科）が翻訳に参加した『1インチの攻防 NATO拡大とポスト冷戦秩序の構築（上・下）』（M.Eサロッティ教授（ジョンズ・ホプキンス大学高等国際関係大学院）著、岩間陽子教授(政策研究大学院大学)、細谷雄一教授（慶應義塾大学法学部）、板橋拓己教授（東京大学大学院法学政治学研究科）監訳）が岩波書店から出版されました。青野教授は第五章の翻訳を担当しています。本書は、外交文書や当時の政府高官へのインタビューを基に、ドイツ統一以降の急速な秩序変化に伴う、NATO東方拡大を分析しています。著者はNATOの急速な東方拡大について、ロシアとの関係悪化を回避する、ロシアを包摂する安全保障体制の構築ができた可能性について指摘しています。