ウェビナー「偽情報 -民主主義とリベラルな世界秩序に共通する脅威」への登壇

2025年1月14日、法学研究科の市原麻衣子教授が登壇したウェビナー「偽情報 -民主主義とリベラルな世界秩序に共通する脅威」の映像がFoundation for Strategic Research (FRS)より公開されました。本ウェビナーでは、偽情報の拡散が民主主義及び自由主義に基づく国際秩序に及ぼす影響とその戦略的課題について議論されています。市原教授はまず、偽情報対策の難しさについて言及し、特にファクトチェックの政治化が偽情報対策の実効性を損なう要因となっていることを指摘しています。続いて市原教授は、2024年の米国大統領選挙を例に挙げながら、権威主義体制がいかにして偽情報を利用して選挙結果を操作し、社会の分断を深めようとしているのかについて説明しました。最後に市原教授は、偽情報への対策は非常に重要だが、同時に悪意のある情報(malinformation)の影響についても考慮する必要があると強調しました。

https://www.youtube.com/watch?v=OHQWKjiWiSI