NHK国際報道2024「選挙イヤーと民主主義」への出演

2024年12月27日、法学研究科の市原麻衣子教授が出演した「選挙イヤーと民主主義」と題するNHK「国際報道2024」の記事が公開されました。本番組では、2024年に世界各地で実施された選挙を振り返りながら、「民主主義のゆくえ」について議論されています。番組の前半では、各地の選挙状況を振り返るとともに、SNSが選挙に与える影響について議論が行われました。続いて、選挙の「公正さ」に焦点を当てた議論が展開され、市原教授は、自由で公正な選挙の実現には「市民的自由」の確保が不可欠であると指摘しました。しかし、2000年代半ば以降、多くの国でメディアや市民社会が弾圧されている現状が明らかになり、これまで人々の慣習や規範が民主主義の基盤となる制度を支えてきた「ソフトガードレール」が崩れることで、民主主義が急速に弱体化するリスクがあることを強調しました。そして、民主主義の未来において鍵となる課題として、各国で「水平的な説明責任」と「垂直的な説明責任」を強化する必要性を訴えました。最後に市原教授は、対立の構図で民主主義を語るのではなく、戦争の言説に民主主義を巻き取られないようにするということが必要であることに言及しました。

https://www.nhk.jp/p/kokusaihoudou/ts/8M689W8RVX/blog/bl/pNjPgEOXyv/bp/pwm8g8kmxM/

https://www.nhk.jp/p/kokusaihoudou/ts/8M689W8RVX/blog/bl/pNjPgEOXyv/bp/p8O9j93YyB/

https://www.nhk.jp/p/kokusaihoudou/ts/8M689W8RVX/blog/bl/pNjPgEOXyv/bp/pjxPYPRlNj/