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2024年11月9日に、法学研究科の市原麻衣子教授がインタビューを受けた記事、「トランプ次期政権「1期目よりも悪化」 三つの側面で民主主義弱体化」が毎日新聞に掲載されました。本記事で市原教授は、米大統領選で共和党のトランプ前大統領が返り咲きを決めた中で、米国や日本、世界はどのように向き合えばよいのかについて語っています。市原教授は、第2次トランプ政権では1期目よりも三つの側面で米国の民主主義の弱体化は進むと説明しています。第一に、様々な形で自由や人権が侵害される可能性があることを指摘し、市民社会の空間が小さくなることに懸念を示しました。第二に、アイデンティティーや宗教、経済格差を起点にした亀裂が一層深まり、人々の間の信頼関係が弱体化するだろうと述べました。そして第三に、偽情報対策が弱まることで、海外からの情報工作に弱くなる恐れを指摘しました。