2023年7月、法学研究科（当時）のウ・ユジン教授が共同執筆した論文、“Measuring National Refugee Policies: Recent Trends and Implications for Future Development”がInterdisciplinary Information Sciencesに掲載されました。本論文でウ教授は、各国の難民政策を定量的に評価した最近の社会科学文献を体系的にレビューしています。その際、最近の著名な国家間比較データセットを分析し、それぞれのデータセットの長所と短所の両方を指摘しながら、研究者と実務家の関心領域によりよく適合させるために、それらを実用的に適用する方法と、それぞれの範囲と視点をより包括的に融合させる方法についての提案を行っています。最後に、既存のデータセットを基に、難民政策とUNHCRの介入に関するグローバルで包括的なデータセットを構築することで、難民に対する各国の対応をより的確に把握することが可能となり、量的・質的ケーススタディのための新たな興味深いリサーチクエスチョンを開拓するだけでなく、今後の研究で探究すべき重要なケースを特定することができると強調しています。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/iis/29/2/29_2022.R.05/_article/-char/ja