民主主義・人権プログラム
【第27回GGRブラウンバックランチセミナー】武漢におけるコロナとの闘い
イベント概要
2024年4月24日、一橋大学グローバル・ガバナンス研究センター(GGR)は、第27回GGRブラウンバックランチセミナー「武漢におけるコロナとの闘い」を開催しました。
本セミナーの参加者はまず、パンデミック発生前の状況について議論しました。武漢は大規模な人口を抱え、交通の要衝としての役割を果たしており、旧正月の時期と吹雪の気候条件が重なったことが、コロナ対策を一層困難にしたと指摘されました。そしてコロナ禍でどのようにウィルスから人命を守るのか、どのように日常品やサプライチェーンを確保できるのか、さらにはどのように通常のインフラ機能を確保することができるのかなどについて論じられました。防疫に関しては、検査体制、患者の分類、医療、国際協力に言及され、サプライチェーンの確保については、生産の優先順位、輸送の円滑化、配送への配慮などの観点から議論が展開されました。インフラ確保については、公共のサポート、ボランティアの役割が主要なテーマとなりました。最後に、ポストコロナ時代の変化について、日常生活のオンライン化の傾向が議論されました。
【イベントレポート作成】
厳豊(法学研究科 修士課程)
渡邉英瑠(国際・公共政策大学院 修士課程)