<一橋関係者限定>【GGRトークセッション】The Remains of the Day: Effects of Experience under Authoritarian Regimes on Political Nostalgia after Democratisation
イベント概要
2023年3月10日(金)にGGRトークセッションを開催致しますのでご案内申し上げます。参加をご希望の皆さまにつきましては以下登録サイトより事前登録をお願い致します。
演題: | The Remains of the Day: Effects of Experience under Authoritarian Regimes on Political Nostalgia after Democratisation |
講師: | ジェイフー=パク(オックスフォード大学政治・国際関係学部博士後期課程;高麗大学アジア研究所ASEANセンター リサーチ・フェロー) |
日時: | 2023年3月10日(金) 11時30分〜12時45分 |
場所: | 一橋大学東キャンパス マーキュリータワー3F 3302室 |
言語: | 英語 |
登録サイト: | https://hrs.ad.hit-u.ac.jp/v33/entries/add/586 |
■概要:
権威主義体制下での経験は人々の政治的態度にどのような影響を与えるのか?民主化にもかかわらず、かつての権威主義的政権の4分の1以上が権力を取り戻し、半数近くが多くの民主主義国家で重要な競争相手となった。この現象は、民主化以降も権威主義政権下でのレガシーが政治的ノスタルジアの名の下に、過去の政権を支持する人々の政治的態度に影響を与えるのか、という問いを提起している。
この問いに答えるためには、ノスタルジアの発生源を、本発表で主に取り上げる権威主義体制下での生活、民主化への移行期、そして民主的統合後の3つの時間軸で検証することが不可欠である。
代表的な9カ国を対象としたマルチレベル分析では、経済的正統性と権威主義体制への曝露期間が、権威主義的後継政党への政治的ノスタルジーに正の影響を与えることが明らかになった。さらに、民主化後も強いリーダーシップへの欲求を煽るには、弾圧よりも権威主義体制下での教化の方が効果的であることが明らかになった。