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2025年7月1日、フロンク・ダニエラ氏(社会科学高等研究院(HIAS) 特任講師)およびデブレ・J・マリア氏(ツェッペリン大学国際関係学部教授)による共著論文 “Hollow Multilateralism: How Autocracies Contest the Norms and Procedures of International Organizations”が、 International Affairs(第101巻4号)に掲載されました。本論文は、事例分析を通じて、多国間主義という概念がいかに権威主義体制によって自国の目的に沿う形で用いられているのかを検討しています。実質面では、権威主義国はリベラルな言説を用いて既存の規則を内側から形骸化させることで、国際的に合意された国際法規範を侵食しているといいます。また制度面では、国際関係の民主化を装い一国一票原則を推進することで、グローバル・ガバナンス制度から非国家主体を排除する方向に作用していると論じています。


