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ウ・ユジン准教授(一橋大学大学院ソーシャル・データサイエンス研究科)が執筆した“Homogenous Japan? An Empirical Examination on Public Perceptions of Citizenship”の和訳が、「均質な日本:国籍に関する社会意識の実証的検討」として社會科學研究第75巻に掲載されました。本和訳の原論文は、2022年にSocial Science Japan Journal (Vol. 25, No. 2) に掲載されました。本論文では、民族的な国家の国民が国籍取得基準についてどのように考えているかを実証的に検証しています。分析の結果、全体的に日本人は「日本国民」として誰が適格であるかを判断する際に両親の国籍を最も重視していることを明らかにしました。ウ准教授はさまざまな領域にわたる移民(特に女性)への差別を緩和し,健全な多民族社会を実現するために,父系の民族的つながりに対する日本の制度的・社会的なこだわりを再評価することを提案しています。